複数の会社経営とSNSから生まれる多角的な収入源

菅原由一さんは現在4つの事業体を運営しており、そこから複数の役員報酬を得ることで盤石な収入基盤を構築しています。
経営コンサルティングを主軸とする母体企業のほか、自身のマネジメント会社である株式会社菅原君、さらにモータースポーツ事業の菅原くんレーシング株式会社、そして共同事業のフレンチレストランに至るまで、多岐にわたる分野で利益を生み出しています。
これらの会社からは定期的な役員報酬に加え、事前確定届出給与という仕組みを利用して賞与も設定しています。
これは給与所得として安定した個人収入の核となっています。
さらに特筆すべきは、登録者数160万人を超えるYouTubeチャンネルの広告収益です。
月によっては2,000万円を超えることもあるこの収益は、一度会社の売上として計上され、そこから役員報酬や社員への還元として分配されています。
SNSプラットフォームによる継続的な広告収入
YouTubeだけでなく、X(旧Twitter)からの広告収益も毎月20万円から30万円ほど発生しています。
これはインプレッションに基づいた収益であり、日々の発信がそのまま資産として積み上がっていくモデルです。
また、有料コンテンツの販売が可能なノートなどのプラットフォームも検討の俎上に載っており、デジタル資産からの収入源は今後も拡大していく見込みです。
- コンサルティング事業経営の根幹を支える高収益モデル
- YouTube広告収益月間数百万円から数千万円規模の流入
- Xの収益化日々の発信活動から生まれる副次的な収入
- 事前確定届出給与計画的な資金移動による個人資産の積み上げ
このように、菅原さんは本業の税理士業務やコンサルティングだけでなく、最新のデジタルプラットフォームを駆使して「お金が入ってくる蛇口」をいくつも持っています。
これこそが、単なる労働集約型のビジネスから脱却し、資産を爆発的に増やすための第一歩となります。
複数の収入源を持つことはリスク分散にもつながり、一つの事業が停滞しても他でカバーできる強固な財務体質を実現しています。
税金や社会保険料がかからない旅費規定の活用

菅原さんが実践する「お金が減らない仕組み」の中で、最も効率的な手法の一つが旅費規定に基づく日当と宿泊手当の受領です。
出張が多い経営者にとって、この規定を整備することは、会社から個人へ合法的に、かつ非課税で資金を移動させる極めて強力な手段となります。
通常、給与や役員報酬を増額すると、それに伴って所得税や住民税、さらに社会保険料の負担が増加します。
しかし、旅費規定に基づき支給される日当は、原則として所得税が非課税であり、社会保険料の算定根拠となる報酬にも含まれません。
菅原さんのように週の半分が出張というライフスタイルの場合、この積み重ねが年間で数百万円規模の差となって現れます。
効率的な移動と宿泊による差額の創出
旅費規定ではあらかじめ「1泊あたりいくら」という宿泊手当を定めておきます。
実際に宿泊した費用がその設定金額を下回った場合、その差額は個人の手元に残ることになります。
これは決して脱税ではなく、会社が定めたルールに従って適正に処理された結果として得られる利益です。
- 1旅費規定の作成役職に応じた適切な日当額を設定する
- 2出張報告書の整備実態のある出張であることを証明する資料を残す
- 3日当の支給精算の手間を省きつつ、非課税の現金を個人へ還流させる
この仕組みを最大活用するために、菅原さんはあえて役員報酬を一定水準に抑えつつ、実費精算が不要な日当という形で個人資産を増やしています。
これは経営者ならではの「知恵」による資産防衛術と言えるでしょう。
出張が多いビジネスパーソンや経営者にとって、旅費規定の有無は手残り資金の額を左右する決定的な要素となります。
まずは自社の規定を見直すことから始めてみるべきです。
生活コストを事業経費へ転換する支出の最適化

お金を増やすことと同じくらい重要なのが、個人の支出を減らすことです。
菅原さんは、一般的には個人が支払うべき生活コストの多くを事業経費として計上することで、個人の手出しを極限まで抑えています。
その代表例が社宅制度の利用と社用車の活用です。
住居を会社名義で契約して社宅とすることで、家賃の大部分を会社の経費として処理できます。
個人は少額の賃料を負担するだけで済むため、可処分所得が大幅に増加します。
また、車についても仕事での利用が主であれば会社所有とすることが可能です。
菅原さんの場合、プライベートな時間はほぼ仕事に充てられているため、移動手段としての車は必然的に事業用としての性格を強めます。
メディア露出に伴う衣装代の経費化
最近ではYouTubeや各種メディアへの出演が増えたため、それに関連する衣装代も経費として認められるようになっています。
以前は個人のスーツ代などは経費化が難しいとされてきましたが、現代のように「発信者」としての活動が事業に直結している場合、その撮影に不可欠な衣服は「衣装」としての正当性を持ちます。
| 項目 | 個人の場合 | 法人活用のメリット |
|---|---|---|
| 住居費 | 全額自己負担 | 社宅扱いで大部分を経費化 |
| 車両費 | 維持費・税金が重い | 会社経費で維持・管理が可能 |
| 衣服代 | プライベート支出 | 撮影用衣装として経費計上 |
| 食事代 | 生活費 | 交際費や旅費日当でカバー |
菅原さんは「365日ほぼ仕事をしている」という状態を逆手に取り、生活のあらゆるシーンを事業活動と結びつけています。
これにより、個人の銀行残高からお金が流出する機会が劇的に減少しています。
資産を増やす鍵は、入ってくるお金を増やすだけでなく、出ていくお金の「性質」を変えることにあります。
個人の財布から出すお金を減らし、会社の財布で解決できる仕組みを構築することが、お金が減らない状態を作り出すための王道です。
趣味を仕事に昇華させて資産を減らさない考え方

菅原さんのライフスタイルの最大の特徴は、自身の趣味をビジネスにまで昇華させている点にあります。
例えば、多額の費用がかかるモータースポーツ(レーシング)を単なる趣味で終わらせず、会社組織として運営することで、その活動費用のすべてを事業経費にしています。
これにより、本来なら数千万円単位で消えていくはずの支出が、ビジネスを成長させるための投資へと変わります。
これはゴルフやフットサルなどの交流活動にも共通しています。
経営者同士の交流を目的としたゴルフは、交際費として認められやすく、SMG経営塾の社内活動として行われるフットサルも、福利厚生やチームビルディングの一環として正当化されます。
趣味にかかるコストを個人の給与から支払うのではなく、事業の収益性を高めるための「活動」として位置づけることが肝要です。
趣味を仕事に変えるための具体的なアクション
単に「好きだから経費にする」のではなく、それを収益に結びつける仕組みが必要です。
菅原さんは、レーシングチームのスポンサーを募ったり、YouTubeでその過程を発信したりすることで、趣味そのものを一つのコンテンツとして成立させています。
これにより、支出が収益を生むという循環が生まれます。
- コンテンツ化YouTubeやブログで趣味の過程を発信し、広告収益を得る
- ネットワーク形成同じ趣味を持つ経営者とつながり、本業の受注につなげる
- 会社組織化趣味に関連する法人を設立し、実体のある事業として運営する
菅原さんは「お金を好きになること」の大切さを強調しています。
お金に対してネガティブな感情を持っていると、自然とお金は遠ざかっていきます。
逆に、お金を稼ぐことを楽しみ、社会に還元していく姿勢を持つことで、より多くのお金が循環し、結果として自身の資産も増えていくのです。
自分の好きなことを中心に据えたビジネスモデルを構築できれば、仕事とプライベートの境界線は消失し、支出そのものが投資へと進化します。
個人事業主や副業から始める資産形成のステップ

まだ会社を設立していない方でも、個人事業主として登録し副業を始めることで、菅原さんが実践する「経費による資産防衛」の入り口に立つことができます。
例えば、XやYouTubeでの発信活動を事業として届け出れば、それに関連するPC購入代やネット通信費、さらには情報収集のための書籍代やセミナー代を経費として計上できる可能性が広がります。
菅原さんも、税理士事務所はあえて個人事業主として運営し、それ以外の事業を法人化するというハイブリッド型の経営を行っています。
これは税率の差や社会保険料の最適化、さらには経費の幅を広げるための戦略的な選択です。
個人事業主としての所得と、法人からの役員報酬を組み合わせることで、最も効率的な納税と資産形成のバランスを追求できます。
誰でも実践できる副業経費の活用術
現代はSNSの普及により、個人が情報発信を通じて収益を得るハードルが極めて低くなっています。
たとえ現時点での収益が少なくとも、継続して事業を行う意思があれば、関連する支出を経費として計上し、本業の所得と損益通算することで節税につなげられるケースもあります(※事業所得として認められる場合に限る)。
- 1個人事業の開業届を提出するまずは自分のビジネスを公的に定義する
- 2青色申告承認申請を行う最大65万円の控除を受けられる権利を確保する
- 3SNSやブログを開始する情報発信を事業の核に据え、関連費用を経費化する
- 4法人化を検討する利益が一定水準を超えたら法人を設立し、役員報酬や社宅制度を活用する
菅原さんの事例は、単なる節税テクニックの紹介ではありません。
いかにお金に対する感度を高め、制度を正しく理解し、自分の人生を豊かにするためにリソースを配分するかという「生き方の戦略」です。
まずは少額でも良いので、自分でビジネスを始め、お金の流れをコントロールする感覚を身につけることが重要です。
最終的に目指すべきは、稼いだお金を自分だけで独占するのではなく、社会貢献や他者のために使えるようになることです。
それこそが、お金に縛られない真の成功者への道となります。
まずは自分の生活の中に、事業化できるタネがないかを探してみてください。
視点を変えるだけで、今の支出が未来の資産に変わるかもしれません。
