こんにちは、まなびクマだよ。
最近は物の値段が上がったり、円の価値が下がったりして、将来のお金が不安になっちゃうよね。
この学習ノートでは、そんな円安や物価高から自分たちの生活を守るための「全世界株式」という仕組みについて、中田さんの動画をもとにやさしく整理しているよ。
円安と物価高による実質的な資産減少の仕組み

銀行に預金しているだけでは、残念ながら自分たちの資産を守ることは難しくなっているんだよ。
多くの人は「銀行に預けていればお金は減らないから安心」と思っているかもしれないけれど、実はそこには大きな落とし穴があるんだ。
今の日本は、銀行の金利よりも物価が上がるスピードの方がずっと早い「インフレ」の状態になっているんだね。
具体的に計算してみると、その怖さがよくわかるよ。
2026年6月段階での物価上昇率は1.7%と言われているけれど、銀行預金の利息は税引き後でたったの0.319%程度しかないんだ。
これを差し引きすると、実質的にはマイナス1.381%という数字になってしまうんだよ。
預金しているだけで損をする「マイナス金利」の正体
もし、2000万円を銀行に預けっぱなしにしていたとしたら、何もしなくても年間でかなりの価値が失われていることになるんだよ。
物価が上がるということは、昨日まで100円で買えたリンゴが今日は110円出さないと買えなくなるということだよね。
この状況で何も対策をしないのは、沈んでいく船の上でじっと座っているようなものかもしれないね。
でも、怖がらなくて大丈夫だよ。
この「目減り」を防ぐための道具として、今回は投資という考え方を紹介していくんだからね。
自分の身を守るための自衛手段としての投資
政治が何とかしてくれるのを待つのも一つの方法だけれど、それには時間がかかるし、自分たちでコントロールするのは難しいよね。
だからこそ、自分の大切な資産を自分で守る「自衛」の意識がとても大切なんだ。
その具体的な手段が、今回お話しする「オールカントリー(全世界株式)」への投資なんだよ。
投資と聞くと「ギャンブルじゃないの?」と感じる大人の方も多いけれど、歴史を紐解けば、それがどれほど理にかなった守りの技術であるかがわかるはずだよ。
まずは、預金だけでは資産が守れないという現実を冷静に受け止めることから始めてみようね。
そうすることで、新しい学びの扉が自然と開いていくはずだよ。
円安は海外に投資している人にとっては追い風になることもあるんだ。
自分たちの資産をどこに置くかで、これからの安心感が大きく変わってくることを覚えておこう。
インデックス投資が初心者にとって最強の選択肢である理由

全世界の主要な企業にまとめて投資するインデックス投資は、いわば「世界選抜のドリームチーム」にお金を託すような仕組みなんだよ。
投資には「どの会社が伸びるか当てる」というイメージがあるかもしれないけれど、プロでもそれを当てるのは至難の業なんだ。
そこで生まれたのが、特定の会社ではなく、市場全体やグループ全体の数値(指数)に連動してお金を増やすインデックス投資という方法なんだね。
中田さんはこれを、サッカーの代表チームに例えてわかりやすく説明してくれているよ。
個別株を当てるのは難しいけれど選抜チームなら安心
特定の選手(個別株)が明日活躍するか、怪我をしないかを予想するのはすごく難しいよね。
でも、常に世界で一番強い選手だけが集められる「世界選抜チーム」があれば、そのチームは常に強いままでいられるはずだよ。
これがインデックス投資の考え方なんだ。
- 自動入れ替え制度成績が落ちた会社はチームから外され、新しく勢いのある会社が自動的に追加されるよ
- リスクの分散1社がダメになっても、他の2,499社が支えてくれるから致命的なダメージにならないんだ
- 低コストプロが頭を悩ませて選ぶ必要がないから、手数料がすごく安く済むんだよ
この仕組みのおかげで、私たちは難しい分析をしなくても、人類全体の成長の恩恵をそのまま受け取ることができるんだ。
個別株を自分で選ぶのは、サッカーを知らない人が「次はこの選手がMVPになる!」と賭けるようなものだけど、インデックス投資は「最強のチームを丸ごと応援する」ようなものだから、ずっと安定感があるんだね。
30年前のトップ企業が今も残っている確率は低い
個別株がいかに難しいかを示すデータとして、アメリカの主要500社が集まる「S&P500(S&P 500)」のランキングを見てみよう。
1996年当時のトップ10企業のうち、2026年現在もトップ10に残っているのは、実はマイクロソフト(Microsoft)のたった1社だけなんだよ。
Appleだって、かつてはランキングのずっと下の方にいたんだよ。
でも、インデックス投資という仕組みなら、Appleが伸びてきたタイミングで自動的にチームの主力として組み込んでくれるんだ。
私たちが寝ている間も、世界中の賢い人たちが勝手にチームを最強の状態にメンテナンスしてくれるなんて、すごく素敵な仕組みだと思わないかな。
期待できる利回りは年利で約5%と言われているよ。
銀行の利息と比べたら、どれほど大きな差になるか想像してみてね。
年間で100万円単位の差が出ることもあるから、この仕組みを知っているかどうかが、将来の豊かさを分ける大きな分岐点になるんだクマ。
投資詐欺や個別株のリスクを避けるための判断基準

世の中には「あなただけに特別に教える」といった甘い言葉で近づいてくる詐欺が溢れているから、絶対に注意してね。
特に、物価高や円安で将来が不安なときほど、こうした詐欺に引っかかりやすくなってしまうんだ。
投資には、正当な「インデックス投資」と、ハイリスクな「個別株」、そして犯罪である「詐欺(秘密株)」の3つの世界があることをしっかり理解しておこう。
これをごちゃ混ぜにしないことが、自分を守る第一歩になるよ。
ポンジ・スキームという100年前からある古典的な手口
詐欺の多くは「ポンジ・スキーム」という手法を使っているんだ。
これは、新しい出資者から集めたお金を、以前からの出資者に「配当金」として渡すだけの仕組みで、実際には何の運用もしていないんだよ。
最初はちゃんとお金が振り込まれるから、「本当に儲かるんだ!」と信じて追加でお金を出しちゃう人が多いのが特徴なんだね。
| 項目 | 正当なインデックス投資 | 詐欺的な秘密株 |
|---|---|---|
| 利回りの目安 | 年利4〜6% 程度 | 年利20〜40% など異常に高い |
| 情報の透明性 | 誰でもネットで買える・公開されている | 「あなただけ」「未公開」など限定的 |
| リスクの説明 | 元本割れの可能性を明示する | 「絶対安心」「元本保証」と嘘をつく |
「そんなの騙されるわけない」と思うかもしれないけれど、詐欺師は高級なパーティーに招待したり、金持ちの仲間を紹介したりして、あなたの心理を巧妙に操ってくるんだ。
でも、よく考えてみてね。
本当にそんなに儲かる方法があるなら、銀行から低い金利でお金を借りればいいだけで、わざわざ見ず知らずの個人からお金を集める必要なんてないはずだよね。
特別な情報は存在しないと割り切ることが大切
投資の世界では、「公開されている情報」こそが最も価値があり、安全なんだよ。
オルカンやS&P500のように、世界中の誰もが知っていて、ネット証券で数百円から買えるようなものこそが、人類の英知が詰まった最高の投資先なんだね。
個別株での一攫千金を狙うのも、初心者にとってはギャンブルに近いものになってしまうよ。
SNSで「これからはこの銘柄が来る!」と大声で言っている人がいても、それはその時だけ運が良かっただけかもしれないんだ。
私たちは一時のブームに乗るのではなく、一生付き合っていける安定した仕組みにお金を預けるべきなんだよ。
怪しい話に心を動かされそうになったら、一度深呼吸して「これは世界選抜チームより信頼できるかな?」と自分に問いかけてみてね。
地道にコツコツと増やすのが、結局は一番の近道になるんだよ。
株式投資の誕生から全世界株式に至る400年の歴史

全世界株式という商品は、人類が400年以上かけてたどり着いた「リスク管理の最終形」と言えるすごい発明なんだよ。
もともと「株」という仕組みは、1600年代の大航海時代に始まったんだ。
当時のオランダやイギリスの商人が、アジアへ胡椒を買いに行くために船を出そうとしたけれど、船が嵐で沈んでしまったら一人の投資家は大破産してしまうよね。
そこで、みんなでお金を少しずつ出し合ってリスクを分け合い、無事に戻ってきたら利益を分けることにしたんだ。
これが株式会社の始まりなんだよ。
最強の国が入れ替わってきた人類の歩み
船1隻のリスクを分けることには成功したけれど、次に問題になったのは「どの船が沈むかわからない」ということだったんだ。
さらに長い歴史で見ると、世界を支配する「覇権国」自体も入れ替わってきたんだよ。
かつてはオランダが、その次はイギリスが、そして今はアメリカが世界経済の中心になっているよね。
- 1大航海時代オランダやスペインが海を支配していたよ
- 2産業革命以降イギリスが「大英帝国」として世界を牛耳ったんだ
- 3第二次世界大戦後アメリカが中心の「ドルの時代」になったよ
- 41990年代以降インターネットと全世界株式が登場したんだ
「今はアメリカが一番強いから、アメリカの株(S&P500)だけ買っておけばいい」という考え方もあるけれど、歴史は「永遠に最強であり続ける国はない」と教えてくれているんだ。
もし100年後、アメリカ以外の国が覇権を握ったとしたら、アメリカだけに投資している人は困ってしまうよね。
ウォーレン・バフェットも認めたインデックスの力
そこで生まれたのが、アメリカだけでなく、人類全体の成長に投資する「オールカントリー」なんだ。
1990年代にこの概念が広まり、2018年には日本でも手軽に買えるようになったんだよ。
投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット(Warren Buffett)ですら、「自分が死んだら資産の90%はS&P500に入れておけ」と妻に言い残しているほどなんだ。
プロに高い手数料を払って運用を任せる「アクティブ運用」よりも、コストの低い「インデックス運用」の方が、長期的な成績が良いということも学術的に証明されているんだ。
私たちは、この400年にわたる人類の試行錯誤の結果である「最強の完成形」を、スマホ一台で手に入れることができるラッキーな時代に生きているんだね。
歴史を知ると、オルカンが単なる流行の投資商品ではなく、人類が生き残るために作り上げた英知であることがよくわかるよね。
この大きな流れを信じて、どっしりと構えて投資を続けていこうね。
投資を始める前にクリアすべきレベル別ステップ

焦って投資を始める前に、まずは自分の足元を固めるための「準備体操」がとても大切んだよ。
中田さんは、初心者が失敗しないための「レベル別手順チャート」を提案してくれているよ。
どんなに良い投資商品があっても、心に余裕がない状態で始めてしまうと、少し値下がりしただけでパニックになって、損なところで売ってしまう「狼狽売り」をしてしまう可能性があるんだね。
まずは自分のレベルを一つずつクリアしていこう。
レベル0からレベル2:まずは家計の守りを固める
投資は必ず「余剰資金」でやるのがルールだよ。
余剰資金というのは、万が一失っても今の生活が壊れないお金のことなんだ。
- レベル0:借金の返済リボ払いや高い金利の借金があるなら、まずはそれを完済するのが先決だよ。投資の利益よりも借金の金利の方が高いことが多いからね
- レベル1:生活費の把握自分が毎月いくら使っているか、家計簿やクレカの明細で確認しよう。Amazonでつい使いすぎちゃっていないかな
- レベル2:生活防衛資金の確保生活費の6ヶ月分を貯金として持っておこう。これが「心の安定剤」になって、投資の値動きに振り回されなくなるんだよ
家計の10%を先取りして貯金する「バビロン大富豪の教え」を実践してみるのもいいかもしれないね。
お金はあるだけ使ってしまうのが人間だから、強制的に貯まる仕組みを作ることが大切なんだクマ。
レベル3:新NISA枠を賢く活用して始める
守りが固まったら、いよいよ投資の番だよ。
ここで絶対に忘れてはいけないのが、国が用意してくれた「新NISA(NISA)」という非課税の制度を使うことなんだ。
通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかってしまうけれど、新NISAの枠内(年間360万円、最大1800万円まで)であれば、その税金がゼロになるんだよ。
これは、物価高に苦しむ国民のために国が用意してくれた貴重な「武器」だから、使わない手はないよね。
暴落しても売らないメンタルを育てるコツ
最後に、投資を始めたら「見すぎない」ことが成功の秘訣だよ。
株価は上がったり下がったりするものだけれど、全世界株式は長期で見れば右肩上がりに成長し続けているんだ。
リーマン・ショックやコロナ・ショックのような大きな暴落があっても、大抵は3年半もすれば元の水準に戻って、さらに成長していくんだよ。
一番利益を出しているのは「投資したことを忘れて寝ていた人」や「亡くなった人」だという有名な話もあるくらいなんだ。
分割して積み立てる「ドルコスト平均法」を使えば、高いときは少なく、安いときは多く買えるから、さらに精神的に楽になれるよ。
しっかり準備をして、人類の未来を信じて一歩を踏み出していこうクマ!
自分の身を守るために学んだことは、きっと将来の自分を助けてくれる力になるはずだよ。
これからも一緒に、やさしくお金の勉強を続けていこうね。
