こんにちは、まなびクマだよ。
今日もいっしょに、たいせつなことを楽しく学んでいこうね。
まずは「お道具の健康診断書」を完成させよう!

みんな、こんにちは!
まなびクマだよ。
今日は簿記3級の難関、「固定資産台帳」と「勘定記入」をマスターしちゃおう。
固定資産っていうのは、会社が長く使う「高価なお道具」のことなんだ。
でも、お道具は使っているうちに古くなって、価値が下がっていくよね?
それを記録するのが「減価償却(げんかしょうきゃく)」という仕組みなんだ。
この問題を解くには、まず「固定資産台帳」のハテナを埋めるのが最初のステップだよ。
台帳は、人間でいう「健康診断書」や「成長記録」のようなものなんだクマ。
まずは備品Aと備品Bの計算からスタートしよう。
備品Aは10年使う予定で、買った値段は684万円。
これを10で割ると、1年分の価値の減少は68万4000円になるんだ。
算数みたいで簡単だね!
でも、備品Bは少しだけ複雑なんだ。
買ったのが数年前だから、「今までにいくら価値が減ったか」という累計額を出す必要があるんだよ。
これを「減価償却累計額」と呼ぶんだけど、名前が長くて強そうだよね。
実は、簿記の計算は「分かればパズル」なんだ。
備品Bの1年分は66万円。
これを過去の分までさかのぼって合計すると、176万円になるんだクマ。
これで、台帳の空欄がどんどん埋まっていくよ。
「台帳がすべての司令塔」だと覚えておこう。
ここを間違えると、あとのドミノが全部倒れちゃうからね。
一歩ずつ、丁寧に数字を書き込んでいこう。
途中で買ったお道具は「月割り」が命

次は、この問題で一番の「ひっかけポイント」である備品Cについて解説するよ。
備品Cは、年度の途中の7月1日に仲間入りしたんだ。
1年間の途中で買ったときは、「使った月数分だけ」価値を減らすルールがあるんだよ。
これを「月割計算(つきわりけいさん)」と言うんだ。
1年分の減価償却費を出してから、それを12で割って、使った月の数をかけるんだクマ。
ピザを12等分にして、食べた枚数だけ数えるのと似ているね!
備品Cの1年分は135万円。
これを12で割ると、1ヶ月あたり11万2500円になるんだ。
それに9ヶ月をかけると、今期の減価償却費は101万2500円になるんだよ。
ここで、すべての備品の減価償却費を合計してみよう。
備品A、B、Cの分を合わせると、235万6500円になるんだクマ。
これが、今期の会社全体での「お道具の価値が減った分」になるんだね。
| 備品の名前 | 1年間の減価償却費 | 今期の計算方法 | 今期の金額 |
|---|---|---|---|
| 備品A | 68万4000円 | 12ヶ月分そのまま | 68万4000円 |
| 備品B | 66万0000円 | 12ヶ月分そのまま | 66万0000円 |
| 備品C | 135万0000円 | 9ヶ月分の月割り | 101万2500円 |
つまり、簿記は「時間の数え方」にとても厳しいんだクマ。
でも、逆に言えばここをクリアすれば、もう合格は目の前だよ。
カレンダーを思い浮かべて、しっかり月数をカウントしてね。
次は、いよいよこの数字を「総勘定元帳(そうかんじょうもとちょう)」に書き写していくよ。
「数字の引っ越し作業」の始まりなんだクマ!
「前期繰越し」と「次期繰越し」の魔法を使おう

さあ、計算した数字を帳簿に書き込んでいこう!
まずは「備品」そのものの勘定だよ。
これは会社の資産、つまり「宝物リスト」のようなものなんだ。
4月1日の時点では、まだ備品Cは買っていないから、AとBの合計額を書くんだ。
ここで使う言葉が「前期繰越し(ぜんきくりこし)」だよ。
前の年から引き継いだ宝物の合計は1080万円。
そして、7月1日には新しく備品Cを540万円で買ったから、それも左側に書き加えるんだクマ。
実は、資産の勘定を書くときには大事なルールがあるんだ。
それは、年度末の3月31日には、残った合計額を次の年にパスしなきゃいけないってこと。
このときに使う言葉が「次期繰越し(じきくりこし)」なんだクマ。
帳簿記入は、自分へのメッセージというよりは、「誰が見ても分かる記録」にすることが大切なんだ。
だから、丁寧な文字と正しい言葉遣いが必要なんだよ。
1080万円に540万円を足すと、合計は1620万円になるね。
これが今、会社にあるすべてのお道具の値段なんだクマ。
これをそのまま来年に引き継ぐために、右側にも同じ金額を書いて、帳尻を合わせるんだ。
この作業を「締切り(しめきり)」と呼ぶんだ。
パズルがぴったりハマるみたいで、気持ちいい作業なんだよ。
でも、これだけじゃ終わらない。
お道具の価値が減った分も記録しなきゃいけないんだクマ。
減価償却の「累計額」は貯金箱のイメージ

次に書くのは「備品減価償却累計額」という、とっても長い名前の勘定だよ。
これは、お道具の価値が減った分を貯めておく「マイナスの貯金箱」だと思ってね。
お道具そのものの値段を減らす代わりに、この貯金箱に「これだけ古くなったよ」と貯めていくんだ。
まずは、去年までに貯まった分を「前期繰越し」として右側に書くよ。
金額は518万円。
これは台帳で計算した備品AとBの累計額の合計だね。
そして3月31日の決算日。
ここで今期分の減価償却費、さっき計算した235万6500円をこの貯金箱に追加するんだ。
相手の名前は「減価償却費」。
これで、貯金箱の中身はもっと増えたことになるね。
計算すると、合計で753万6500円になったクマ。
これが、今の時点で「お道具が古くなった分の合計」なんだ。
これをまた来年にパスするために、左側に「次期繰越し」と書いて、合計額を揃えるんだよ。
「右に増えて、左で締める」。
これが累計額の勘定記入の鉄則なんだ。
資産の勘定とは逆の動きをするから、頭の中がこんがらがっちゃうこともあるけど、落ち着いて考えれば大丈夫だよ。
最後は「損益」の箱に全部集めておしまい!

いよいよクライマックスだよ!
最後は「損益(そんえき)」という勘定を埋めていこう。
これは、1年間の「儲け(利益)」を計算するための、大きな集計ボックスなんだクマ。
ここには、その年に使った「費用」と、稼いだ「収益」がすべて集まってくるんだよ。
減価償却費は、お道具を使うためにかかったコストだから「費用」の仲間だね。
まずは、今期の減価償却費235万6500円を、損益の左側にガシャンと入れよう。
相手の名前は「減価償却費」だね。
これで、利益を計算するための準備がひとつ整ったよ。
実は、損益勘定の最後には、一番大切な数字が隠されているんだ。
それは、すべての収益からすべての費用を引いて残った「本当の儲け」のことなんだクマ。
これを「繰越利益剰余金(くりこしりえきじょうよきん)」と呼ぶよ。
この問題では、右側の合計が1835万6500円。
そこから左側の費用を全部引いていくと、残りは142万8000円になるんだクマ。
これが、会社が今期、最終的に手に入れた利益になるんだね。
これで、すべての空欄が埋まったよ!
固定資産台帳から始まって、資産の記録、減価償却の記録、そして最後の利益計算まで。
全部がつながっていることが分かったかな?
「簿記はすべての数字が糸でつながっている物語」なんだ。
ひとつひとつの数字に意味があることを知れば、もっと楽しくなるはずだよ。
これからも、まなびクマと一緒に、簿記の世界を冒険していこうね!
