資産形成のプロセスにおいて、稼ぐ力や増やす力に注目が集まりがちですが、それ以上に重要なのが「守る力」です。
資産が5億円を超えるような富裕層であっても、この守る力が欠如しているがゆえに、一転して経済的困窮に陥るケースは後を絶ちません。
特にお金を手にしたばかりの人や、老後資金を抱える高齢者は、外部からの搾取と内なる浪費という二つのリスクに直面します。
まず警戒すべきは、金融機関の窓口です。
銀行、証券会社、保険会社は、あなたの資産を守るパートナーではありません!
彼らの本質は、高い手数料を得るための営業組織であり、退職金が入った途端に巧妙なセールスを仕掛けてきます。
自分自身の資産を守れるのは自分だけであるという冷徹な事実を、今一度肝に銘じる必要があります。
次に注意すべきは、自分自身の「浪費」による資産の流出です。
イギリスでの宝くじ当選者がわずか10年で資産を失った例や、有名スポーツ選手が引退後に困窮する例は、決して他人事ではありません。
突然の大金を手にした時、人は生活水準を際限なく上げてしまい、一度上がった生活を元に戻すのは至難の業だからです。

私自身の経験を振り返ると、かつては1日に40万円、月に2000万円という莫大な金額を飲み代や買い物に投じていた時期がありました。
当時は「接待交際費として経費で落ちる」と安易に考えていましたが、現実は甘くありません!
国税局による厳しい税務調査の結果、多額の追徴課税を課されることになりました。
稼ぐ苦労に比べ、使うのは一瞬であるという痛切な教訓を得たのです。
浪費の虚しさを象徴する出来事として、エルメスで犬の首輪を購入しようとした際のエピソードがあります。
母親に相談したところ、「犬はブランド品よりも美味しいフードの方が喜ぶ」と諭され、ハッとさせられました。
私たちがブランド品を欲しがる時、それは本当に必要なものではなく、単なる見栄や執着に支配されている場合が多いのです。
しかし、この動画で最も強調したいのは、「全ての浪費を否定する」ということではありません。

重要なのは、以下の3つのステップを守ることで、資産を致命的に減らさない「守る力」を身につけることです。
①金融機関の窓口には絶対に近寄らない。
②「見栄」のための支出を徹底的に排除し、自分が本当に価値を感じるものだけにお金を使う。
③浪費をする場合は、あらかじめ「予算の枠」を決め、その範囲内で計画的に楽しむ。
私は月間数千万円を使っていましたが、それはあくまで「稼いだ利益の範囲内」での計画的な散財でした。
借金をしてまで遊んだり、事業の根幹を揺るがすような使い方はしていません。
大きな枠組みでの予算管理ができていれば、人生を彩るための支出は許容されます。
守る力とは、単なるケチになることではなく、自分の人生の舵取りを自分で行うための技術です。
経済的自由を目指すなら、稼ぐことと同じ熱量で「守る」ことについて学び、実践していきましょう!
次回のステップでは、被災や盗難、さらにはインフレといった外的要因から資産をどう守るかを解説します。
今日が人生で一番若い日です。
一歩ずつ、確かな守る力を身につけていきましょう。

