2024年9月27日より運用が開始された「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」、通称「楽天SCHD」が投資家の間で大きな注目を集めています。
この商品は、米国で屈指の人気を誇る高配当ETFである「Schwab US Dividend Equity ETF (SCHD)」を実質的な投資対象としており、日本の投資信託として100円から手軽に購入できるようになった点が画期的です。
配当利回りは直近5年間の平均で3.48%と高く、さらにトータルリターンや増配率において、競合となる「Vanguard High Dividend Yield ETF (VYM)」を凌駕する実績を持っています。
具体的にSCHDが連動する「ダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックス」は、10年以上連続で配当を支払っている銘柄の中から、キャッシュフローや負債比率、ROE(自己資本利益率)などの財務指標に基づいて厳選された上位100銘柄で構成されています。
この厳格な選定基準により、単なる高配当に留まらず、企業の成長に伴う値上がり益と増配を同時に享受できる仕組みとなっています。
実際に過去10年間の増配率は年平均+11.4%に達しており、VYMの+7.1%を大きく上回る驚異的な数字を記録しています。
本動画では、投稿者の父親(60代)が保有する余剰資金1000万円を、この楽天SCHDに投入する具体的な戦略を公開しています。
現在は米国の利下げ局面や円高への進行、さらには景気交代の懸念があるため、リスクを抑えるために「時間分散」を徹底します。

具体的には、2024年9月から2025年12月までの16ヶ月間をかけて、毎月62万5000円ずつを特定口座で積み立てていく計画です。
一括投資の爆発力よりも、平均取得単価を安定させる守りの姿勢を重視した50代・60代向けの現実的なアプローチと言えます。
楽天証券での具体的な設定手順は以下の通りです。
①楽天証券のトップページで「楽天高配当株式米国ファンド」を検索。
②積み立て設定を選択し、引き落とし口座を「証券口座(マネーブリッジ連携済み)」に指定。
③積み立て指定日を毎月28日に設定し、金額を「625,000円」と入力。
④分配金コースは「受け取り型」を選択(※ここが重要で、再投資型にすると分配金が手元に入らず、自分年金の目的が果たせなくなります)。
⑤口座区分は「特定口座」を選択します。

新NISAの成長投資枠は既に他のインデックス投資で埋まっていることを想定した構成です。
この投資戦略によるリターンのシミュレーションでは、投資完了後の2026年時点で年間約35万円(税引前)の配当が見込まれます。
ここから年10%の増配が継続すると仮定した場合、2030年には年51万円、さらに10年後の2035年には年82万円まで受取額が膨らむ計算になります。
元本の1000万円を減らすことなく、時間の経過とともに「もらえるお金」が増えていく仕組みは、まさに理想的な「じぶん年金」の形と言えるでしょう。
最後に税制面についても触れておきます。
通常、米国株の配当には現地で10%の課税がなされ、さらに日本国内で20.315%の課税が発生する「二重課税」の問題があります。
しかし、楽天SCHDのような投資信託形式の場合、ファンド内で自動的に税額調整が行われる措置が期待できるため、投資家自身が煩雑な確定申告(外国税額控除)を行う手間が省ける可能性が高い点も大きなメリットです。
高い利回り、圧倒的な増配実績、そして運用の手軽さを兼ね備えた楽天SCHDは、資産形成の出口戦略を考える層にとって有力な選択肢となるはずです。


