5月集中減量に向けた食事プランの刷新

山澤礼明(Rey Yamasawa)は、8月に開催されるボディビル大会に向けて、5月を「集中減量期間」と位置づけました。
これまでの増量・維持フェーズから一転し、体脂肪を一気に削ぎ落とすための食事プランの再構築が今回の核心です。
一般的に「たった3kg」と思われがちですが、競技者にとっての3kgは、水分ではなく純粋な脂肪を狙い撃ちするため、見た目に劇的な変化をもたらします。
具体的には、タンパク質源の選択を厳格化しています。
これまで1日800g摂取していた肉類(鶏肉・牛肉)を、朝食にサバを導入することで総量を調整。
卵の摂取数も1日6個から2個へ減らすなど、摂取エネルギーの質と量を見直すことで、停滞していた代謝に刺激を与えます。
これは、夏に向けて短期集中で身体を変えたい人にとっても、非常に参考になるアプローチです。
脂肪燃焼を加速させる脂質の選択と摂取タイミング

今回の減量で最も大きな変更点は、脂質の質を「飽和脂肪酸」から「不飽和脂肪酸」へシフトしたことです。
山澤氏は朝食にサバ缶(水煮)を取り入れ、良質な魚の油であるDHA・EPAを摂取しています。
魚の油は血液をサラサラにするだけでなく、コレステロール値を下げ、さらに体脂肪になりにくいという特性を持っています。
| 項目 | 以前のプラン | 5月からの新プラン |
|---|---|---|
| 主な脂質源 | 牛肉・全卵 | サバ・鶏胸肉 |
| 脂質の種類 | 飽和脂肪酸中心 | 不飽和脂肪酸中心 |
| 特徴 | 増量に適した高い充足感 | インスリン感受性の向上と燃焼促進 |
また、お米(白米)の摂取量も1日800gから700gへ微減させ、夜にかけて量を減らしていく分配方式を採用しています。
インスリンの感受性を高めることで、摂取した栄養が脂肪に回りにくく、筋肉に送り込まれやすい環境を整えることが狙いです。
筋肉を残し脂肪を削る有酸素とトレーニングの工夫

減量を加速させるためには、食事制限だけでなく有酸素運動の導入タイミングが重要です。
山澤氏は「起床直後の空腹時」と「トレーニング直後」の2回、有酸素運動を組み込んでいます。
これらは体内のエネルギーが枯渇しているタイミングであり、脂肪がエネルギーとして優先的に動員されるため、極めて効率的です。
- 1起床直後の空腹時に有酸素運動を行い、脂肪燃焼のスイッチを入れる。
- 2筋トレ後のエネルギー枯渇状態で再度有酸素を行い、ダメ押しで燃焼させる。
- 3日中の活動量を維持し、NEAT(非運動性活動熱産生)を高める。
トレーニング内容も、通常のストレートセット(10回×3セット)から、レストポーズ法やドロップセットを多用するスタイルへ変更。
重量を持った後、即座に重さを落として限界まで追い込むことで、心肺機能にも負荷をかけ、トレーニング中の消費カロリーを最大化させています。
これが、絞りと筋密度の両立を可能にする秘訣です。
フィットプレイス24日吉店の最新設備と活用法

動画内では、新しくオープンしたフィットプレイス24(FIT PLACE 24)日吉店の視察も行われました。
この店舗は、ガラス張りの開放的な外観と、最新のマシンラインナップが特徴です。
特に注目すべきは、レクスコ(LEXCO)の「タウロス(Taurus)」シリーズです。
これはウェイトスタック式でありながら、左右のウェイトが独立しており、プレートロードマシンに近い自然な負荷の入り方を実現しています。
- パワーラック7台、スミスマシン3台の圧倒的なフリーウェイトエリア
- ダンベル50kgまでが2ペア用意された広大なスペース
- 電車が通る景色を眺めながら歩ける有酸素エリア
さらに、トレーニング後のケアとしてマッサージチェアや、仕事ができるコワーキングスペースも完備されています。
停滞期を乗り越えるメンタルと逆転の発想

減量において最も困難なのは、身体が飢餓状態を感じて代謝を下げようとする「停滞」への対処です。
山澤氏は、あえて5月に厳しく落とし、6月や7月にはカロリーを上げていくという逆転の戦略を検討しています。
これは、身体のストレス状態をコントロールし、代謝が落ちきる前にエネルギーを入れることで、常に脂肪が燃えやすい状態を維持する試みです。
最後に、山澤氏はメンタル管理の重要性を強調しています。
仕事やプライベートのストレスは、体脂肪の落ち具合に直結します。
完璧を求めすぎず、自身の経過を客観的に観察しながら、夏というゴールに向けて一歩ずつ進む姿勢が大切です。
39歳という年齢による代謝の低下を認めつつも、経験と科学に基づいたアプローチで最高の身体を目指す姿は、全トレーニーへのエールとなっています。
