Google Workspaceの活用を支援する「NI-WORK」の丹羽国彦氏と山口彰宏氏により、Geminiの革新的なアップデートである「ノートブック」機能が紹介されました。
この機能は、これまで散らばりがちだったチャット履歴をプロジェクトや案件ごとに整理できる待望のアップデートです。
単なるフォルダ分け機能に留まらず、NotebookLMとの強力な連携機能を有している点が最大の特徴といえます。
特筆すべきは、会話を通じてAIに新しい知識を「教え込める」というメモリ機能です。

具体的な手順は以下の通りです。
① まず、Geminiの画面左側にある「ノートブック」メニューをクリックします。
② 「使ってみる」を選択し、管理したい案件名やプロジェクト名を入力して新規作成します。
③ 画面上の「ソースを追加」ボタンから、Google ドライブのドキュメントやローカルファイルを読み込ませます。
④ 作成されたノートブック内で通常通りチャットを開始し、Geminiに特定の役割や、資料にない補足情報を伝えます。
⑤ Geminiが学習した内容を基に、より精度の高い出力を得ることができます。
従来のNotebookLMが、アップロードされた「静的なソース」から情報を引き出すことに特化していたのに対し、Gemini版ノートブックは「動的な会話」をソースとして蓄積できる点が画期的です!
チャットで教えた内容は、そのノートブック内の記憶として保持され、次回以降のセッションでも前提条件として活用されます。
山口氏は、このプロセスを「AIを育てる」行為であると表現しています。
例えば、既存の資料には載っていない「プロジェクトの最終決定権者は〇〇部長である」といった組織の力学をチャットで一度教えれば、Geminiはその情報を恒久的に保持した状態で以降の回答を生成します。
これにより、ユーザーは同じ前提条件を何度も説明する手間から解放され、より高度な壁打ちや業務支援を受けられるようになります。

ただし、共有設定に関する重要な注意点が存在します。
NotebookLM側で「共有」設定にしたプロジェクトは、現在の仕様ではGemini版ノートブックのメニューには表示されません。
これは、不特定多数に共有された情報に、個人の対話によるノイズ(個人的な記憶)が混入するのを防ぐための設計と考えられます。
あくまで「自分専用のパーソナルな知識ベース」として活用するのが、この機能を最大限に活かすコツです。
このアップデートにより、Geminiは単なる一過性の対話ツールから、ユーザーの業務文脈を深く理解し、共に成長する伴走者へと進化を遂げました。
Google Workspaceを利用するビジネスパーソンにとって、このノートブック機能は業務効率を劇的に向上させる強力な武器になることは間違いありません!
自身の業務に合わせて情報を蓄積し、自分だけの最強のパートナーへと仕立て上げていきましょう。


