みんな、こんにちは!
まなびクマだよ。
今日は、精神科医の益田裕介 (Yusuke Masuda) 先生が、診察室でどうやってみんなの心を見抜いているのか、その魔法のような技術「アセスメント」についてお話しするね。
アセスメントっていうのは、簡単に言うと「心の地図」を作ることなんだクマ!
先生は、みんながどんな道を歩いてきたのかを知るために、まずは「生い立ち」を詳しく聞くんだよ。
小さな頃の思い出から今までのストーリーを、ジグソーパズルを埋めるみたいに丁寧につなぎ合わせていくんだね。
実は、個人の歴史だけじゃなくて「現代史」を知ることもとっても大事なんだって!
例えば、その人が転職した時に世の中の景気がどうだったのか、いわゆる「氷河期」と呼ばれる大変な時代だったのか、といった社会の背景もセットで考えるんだよ。
当時の消費税が何パーセントだったか、なんて細かいことも心の状態に関係してくることがあるんだね。
家族の中にどんな病気の人がいたかという「家族歴」や、日本の地域ごとの文化の違いも、地図を作る大切な材料になるんだよ。

次に先生が見るのは、勉強のことや頭の使い方の特徴だよ。
学歴やIQ(知能指数)、発達障害の特性があるかどうかを確認するんだ。
これは、その人がどんな道具を持って人生という冒険を戦っているかを知るためなんだね。
心理学の世界には「精神分析」などの難しい理論もあるけれど、先生たちはそれを今の時代に合わせて使いやすく組み合わせて考えているんだよ。
さらに、今の仕事の内容や役職、業界のルールなんかも詳しく分析するんだクマ!
どんな立場にいるか分かれば、その人がどんな悩みを感じやすいかも見えてくるからなんだね。
診察室では、お話ししている時の「心の動き」もじっくり観察しているよ。
専門的な言葉で「転移 (Transference)」や「投影同一視 (Projective identification)」って言うんだけど、これは患者さんが無意識に先生に対して抱く感情や態度のことなんだ。
逆に、先生が患者さんに対して感じる「逆転移 (Counter-transference)」という自分の心の揺れも、診断のヒントにするんだよ。

自分の心が鏡みたいになって、相手の心の中を映し出すことがあるんだね。
すごい技術だよね!
「もっとこうしたい!」という「欲求」については、意外と精神科の先生はあまり深入りしないこともあるんだよ。
それは、お医者さんの仕事が「何が幸せか」を決めることじゃなくて、今ある「困りごと(阻害しているもの)」を取り除くことだからなんだね。
心の機械を修理するエンジニアさんみたいに、どこが詰まっているのかな?
って探していくのが精神医学のスタイルなんだよ。
益田先生は、これまでは理論や構造で心を理解することを大事にしてきたけれど、これからはもっと自分自身の感情も大切に味わっていきたいってお話ししていたよ。
みんなも、自分の心が今どんな地図を描いているのか、少し立ち止まって考えてみてね。
自分を知ることは、心の重荷を下ろすための第一歩になるんだクマ!


