Googleの生成AI「Gemini (ジェミニ)」におけるカスタムAI作成機能「Gem (ジェム)」が劇的な進化を遂げ、ビジネスでの実用性が一段と高まりました。
従来のGemは事前にプロンプトを設定するだけのものでしたが、最新のアップデートにより「NotebookLM (ノートブックLM)」との連携が可能になったことが最大の転換点です。
これにより、単なるAIとの対話を超え、自社固有のデータや専門知識を基盤とした「自分専用の知能」を簡単に構築できるようになりました。
具体的な活用手順として、まずはNotebookLMでソースを構築します。
①NotebookLMを開き、ソースの追加からURL、PDF、YouTube動画などをインポートします。

動画ではアメリカの歴史をテーマにした例が示されましたが、ビジネスにおいては社内マニュアルや過去の事例集を読み込ませるのが有効です。
②次にGeminiの「Gemマネージャ」から新規Gemを作成し、「知識」設定の項目で作成したNotebookLMのノートを選択します。
これにより、ハルシネーション(もっともらしい嘘)を抑えた、事実に基づく精度の高い回答が得られるようになります。
さらに、Gemに組み込める「デフォルトのツール」も拡充されました。
ウェブ上の情報を広範囲に調査する「Deep Research (ディープリサーチ)」、HTMLやCSSをリアルタイムでプレビュー・編集できる「キャンバス機能」、そして画像生成や動画生成ツールなどがワンクリックで統合可能です。
これらを組み合わせることで、例えば「特定の画風を維持したまま画像を量産するGem」や「マニュアルから自動で4択クイズを作成する教育用Gem」といった、特定のタスクに特化した高度なワークフローをノーコードで構築できます。
動画内では、実際に画像生成を活用したLINEスタンプ制作の調整プロセスも実演されました。

初期の出力が意図と異なる場合でも、Geminiと一緒にプロンプトをブラッシュアップし、「添付画像のデザインと画風のみを抽出する」という制約を加えることで、一貫性のある高品質な画像を生成することに成功しています。
また、自然言語だけでクイズアプリのようなワークフローを作成できる「Opal (オーパル)」との連携についても触れられており、今後のさらなる機能統合への期待が高まります。
これらの機能を使いこなすことで、社内マニュアルの学習、特定デザインの継続的な生成、高度な市場リサーチといった業務を大幅に効率化できます。
作成したGemはリンク一つでチーム共有も可能なため、組織全体のAI活用レベルを底上げする強力な武器となるでしょう。
まずは身近なドキュメントをNotebookLMに読み込ませることから、次世代のAI活用を始めてみてください。
Geminiエコシステムを使いこなすことが、忙しい現代人の生産性を極大化する近道です。


