行政法は、ぼくたちが守るためのルールじゃないんだよ。
実はお役所の人や公務員の人たちが「悪いことをしないように」守るためのルールなんだクマ!
王様や強い権力を持つ人が暴走しないように、あらかじめブレーキをかけておくためのものなんだね。
このイメージを最初に持っておくと、難しい言葉もスッと入ってくるようになるよ。
一番大切なのは、「申請に対する処分」と「不利益処分」の違いをハッキリさせることだよ。
「申請」は、パチンコ屋さんを開きたいときみたいに、自分から「許可してください」ってお役所にお願いすることだね。
それに対して「不利益処分」は、何もしていないのにいきなりお役所が来て「営業停止だ!」って言ってくることなんだクマよ。
この2つは全く別のものだから、ごちゃごちゃにならないように気をつけてね。
「申請」を受けたお役所には、ちゃんと守らなきゃいけないルールがあるんだよ。
例えば、どういう基準で許可を出すか決める「審査基準」を定めるのは、絶対にやらなきゃいけない「法的義務」なんだ。

でも、どれくらいの時間で返事をするか決める「標準処理期間」は、「努力義務」と言って、できれば決めてねっていうルールなんだよ。
この「必ずやること」と「頑張ること」の違いが、試験ではよく狙われるポイントだクマ!
もし許可が出せないときは、必ず「理由」を教えてもらわなきゃいけないんだ。
「ダメな理由」がわからないと、ぼくたちも納得できないし、次にどうすればいいか困っちゃうもんね。
次に、いきなりお役所から怒られる「不利益処分」の手続きについてお話しするよ。
これには、お話の重さによって「聴聞(ちょうもん)」と「弁明(べんめい)」の2種類があるんだ。
お店の許可を取り消されるような、すごく重い処分のときは「聴聞」を行うよ。

これはお役所の人と、処分される人と、中立な立場の人の3人でじっくり話し合う、とても慎重な手続きなんだクマ。
①まずはお役所から「何月何日に話し合いをします」という通知が届くよ。
②次に、みんなで集まって直接お話を聞く「口頭審理」が行われるんだ。
③最後に、話し合いの内容をまとめた報告書を作って、お役所が最終的な判断を下すよ。
自分を守るための証拠を見せたり、資料を確認したりする権利もちゃんと認められているから安心だね。
一方、ちょっとした注意や短い営業停止のような軽い処分のときは「弁明の機会」になるよ。
これはもっと簡単で、基本的には「言い分を紙に書いて出してね」という書類のやり取りで終わるんだクマよ。
わざわざ集まらなくてもいいからライトな感じだけど、自分の意見を伝えるチャンスがあるのは同じだね。
重いときは「聴聞」、軽いときは「弁明」と覚えておけば、頭の中がスッキリするよ。
行政法は似たような言葉がたくさん出てきて、最初は頭がくるくるしちゃうかもしれないね。
でも、何度も繰り返して「覚えては忘れる」を繰り返していけば、いつの間にか得意になれるんだ。
試験の当日に覚えていれば大丈夫だから、焦らずに一歩ずつ進んでいこう!
ぼくも君が合格できるように、ずっと応援しているクマ!


