診断士のリアル:独立12年のプロが語る「資格の価値」

中小企業診断士として独立して12年、松原知範講師は、自身のキャリアを振り返り「診断士の仕事は非常に幅広く、現場力がすべて」と語ります。
若くして独立することへのハードルを感じる受験生も多い中、実際には若手を求めている現場も多く、年齢を問わず活躍できるフィールドが広がっています。
松原講師の仕事内容は、事業計画策定や資金調達支援といった王道のコンサルティングから、商店街支援、調理師専門学校での経営指導、さらには飲食店への覆面調査まで、想像以上に多角的です。
診断士のフィールドは自分次第でどこまでも広げられるのが最大の魅力です。
- 事業計画策定および実行支援
- 資金調達・マーケティング支援
- 商店街支援・創業コーディネーター
- 飲食・小売店の審査委員長
事例Ⅳ攻略の極意:将棋の「定石」と「本質」を理解せよ

多くの受験生が苦手とする「2次試験事例Ⅳ(財務・会計)」について、松原講師は将棋に例えてその攻略法を伝授します。
過去問の解答をなぞるだけの学習は、将棋でいう「棋譜を並べるだけ」の行為と同じであり、それでは応用力が身につきません。
重要なのは「なぜその計算をするのか」という駒の動かし方(本質)を理解することです。
本質を理解していれば、本試験で少しひねった問題が出題されても、冷静に対処して正解を導き出すことが可能になります。
- 1問題を解いた後、すぐに解答を見ない
- 2解説を読み、自分の考え方(ロジック)が正しかったか確認する
- 3数値の正誤よりも「解法のプロセス」を重視する
| 項目 | 作業的な学習 | 本質的な学習 |
|---|---|---|
| 視点 | 答えが合っているか | なぜその計算式になるか |
| 応用力 | 低い(初見に弱い) | 高い(変化に対応可能) |
| 活用場面 | 試験合格のみ | 合格後の実務・現場力 |
経営情報システム:ITトレンドを制する者が1次を制する

長島三氣生講師は、1次試験の「経営情報システム」において、近年はITトレンド用語の重要性が増していると指摘します。
従来のテキストに載っている過去の用語だけでは、合格基準の60点を超えることが難しくなっているのが現状です。
特に「生成AI」や「深層学習」といった最新のテクノロジーに関する知識は、正解選択肢になりやすい傾向があります。
しかし、ITパスポートや基本情報技術者試験の範囲をすべて網羅するのはタイムパフォーマンス(タイパ)が悪いため、診断士試験に出やすい箇所を戦略的に絞り込む必要があります。
- 生成AIや最新のITトレンド用語の把握
- ITパスポート等の他試験における「未出題論点」のチェック
- 5択形式への慣れとメンタルバリアの払拭
2026年合格への道標:苦手の補強は今の時期に

2026年の合格を目指す初学者にとって、3月は学習の基盤を固める重要な時期です。
まとめ:合格の先にある「稼げる診断士」への視点

今回の動画で共通していたのは、試験勉強を「実務への助走」と捉える視点の重要性です。
松原講師も長島講師も、単に試験に受かるためのテクニックを教えるだけでなく、診断士になった後にどう活躍するかを見据えたアドバイスを送っています。
本気で診断士を目指すなら、今の苦労は将来の武器になる。
その確信を持って、一歩ずつ進んでいきましょう。
