こんにちは、まなびクマだよ。
今日もいっしょに、たいせつなことを楽しく学んでいこうね。
会社の一番エライ人が決める「配当」って?

会社は、みんなから集めたお金を使ってビジネスをして、利益を出すのがお仕事なんだ。
その利益は「繰越利益剰余金(くりこしりえきじょうよきん)」という魔法の貯金箱にどんどん貯まっていくよ。
この貯まった利益を、会社の持ち主である「株主(かぶぬし)」にプレゼントすることを「配当(はいとう)」って呼ぶんだクマ!
でも、社長が勝手にお金を配ることはできないんだ。
一年に一度開かれる「株主総会(かぶぬしそうかい)」という大事な会議で、みんなで話し合って決める必要があるんだよ。
株主総会は、会社の中で一番権力がある場所なんだ。
- 3月決算の会社なら、だいたい5月や6月に会議が開かれるよ。
- この会議で「いくら配当を出すか」や「役員の交代」が決まるんだ。
- 簿記の試験では、この会議で決まった瞬間の「仕訳」がよく出るよクマ。
「剰余金の配当」の仕訳はこうやる

株主総会で「100万円の配当を出すぞ!」と決まったとき、まだその場でお金を渡すわけじゃないんだ。
だから、まずは「後でお金を払う約束」を記録するよ。
このとき、さっき話した魔法の貯金箱である「繰越利益剰余金」からお金が出ていくイメージで仕訳を作るんだ。
具体的には、左側(借方)に「繰越利益剰余金」、右側(貸方)に「未払配当金(みばらいはいとうきん)」と書くんだ。
未払配当金は「あとで払う義務」だから、負債の仲間だね。
こうやって、貯金箱の中身を一時的に「支払い用の封筒」に移し替えるんだよ。
仕訳の形をしっかり覚えるのが合格への近道だクマ!
| 借方(左側) | 貸方(右側) |
|---|---|
| 繰越利益剰余金1,000,000 | 未払配当金1,000,000 |
お金を貯める?「利益準備金」のヒミツ

配当金を株主に全部配っちゃうと、会社にお金がなくなって困るかもしれないよね。
そこで、法律で「配当を出すなら、その10分の1は会社に貯めておきなさい」という決まりがあるんだ。
これが「利益準備金(りえきじゅんびきん)」という名前の貯金だよ。
これは、会社がピンチのときのための守り神みたいなものだね。
利益準備金を積み立てるときも、元々の貯金箱である「繰越利益剰余金」から移動させるだけなんだ。
だから、会社全体が持っているお金の合計は変わらないんだよ。
ただ、貯金箱の名前が変わるだけなんだ。
まるで、自分のお財布の中でお札を別のポケットに移すようなものだクマ。
- 1配当金の10分の1を計算する。
- 2繰越利益剰余金をその分だけ減らす。
- 3利益準備金をその分だけ増やす。
最後に税金を引くのを忘れずに!

さて、いよいよ本当にお金を払うときが来たよ!
でも、ここで一つ注意点があるんだ。
配当金をもらう株主さんも税金を払わなきゃいけないんだけど、会社が代わりにその税金を計算して、あらかじめ引いておく仕組みがあるんだ。
これを「源泉徴収(げんせんちょうしゅう)」って言うよ。
例えば、20%の税金を引く場合、100万円の配当なら20万円を会社が預かって、残りの80万円を株主さんに渡すんだ。
この預かった20万円は「預り金(あずかりきん)」という名前で記録して、後で会社がまとめて税務署に納めるんだクマ。
とっても親切なシステムだね!
- 未払配当金(負債)を消すために左側に書く。
- 実際に払った金額(当座預金など)を右側に書く。
- 預かった税金を「預り金」として右側に書く。
簿記の1年間の流れをマスターしよう

これで「剰余金の配当」の仕訳はバッチリだね!
最後におさらいすると、簿記には1年のサイクルがあるんだ。
4月にビジネスを始めて、3月に決算をして、5月や6月に株主総会でお金の使い方を決める。
この流れを知っておくと、今自分が何のために仕訳をしているのかがよくわかるようになるよ。
日常の取引だけじゃなくて、こういった「決算が終わった後のイベント」も簿記ではとっても大切なんだ。
難しい言葉が多いけど、一つずつ比喩で考えていくと簡単だよね。
これからもコツコツ練習して、最強の簿記マスターを目指して頑張ろうクマ!

