こんにちは、まなびクマだよ。
今日もいっしょに、たいせつなことを楽しく学んでいこうね。
認知症の「お守り」成年後見人とは

今日は、お父さんやお母さんが年をとって「認知症」になったとき、大切なお金や生活をどうやって守ればいいかについてお話しするクマ!
今の日本では、65歳以上の人の約7人に1人が認知症になると言われているんだよ。
これは決して珍しいことじゃないから、今のうちに知っておくことが大切なんだ。
認知症になると、自分でお金の管理をしたり、難しい契約をしたりすることが難しくなってしまうんだよ。
そんなとき、本人の代わりに契約をしたり、お財布を管理したりする「代理人」が必要になるんだクマ。
これが成年後見人(せいねんこうけんにん)という制度なんだよ。
本人に代わって、老人ホームの支払いをしてくれたり、悪い人に騙されないように守ってくれたりする役割なんだ。
でもね、この制度には意外な「落とし穴」もあるんだよ。
家族だからといって、勝手にお父さんの銀行口座からお金を引き出すことは、実は横領(おうりょう)という罪になってしまう可能性があるんだクマ!
たとえ「お父さんの入院費のため」だとしても、法律的には厳しいルールがあるんだよ。
だから、正しくお金を動かすためには、この後見人という仕組みをちゃんと理解しないといけないんだ。
- 1認知症になると銀行口座が凍結されることがある
- 2家族でも他人の財産を勝手に動かすことはできない
- 3裁判所に選ばれた「後見人」が法的な代理権を持つ
プロに頼むと家族が困ることもある?

後見人には、家族がなる場合と、弁護士(Lawyer)や司法書士(Judicial Scrivener)のようなプロがなる場合があるんだよ。
「プロなら安心!」って思うかもしれないけど、実は家族との間でトラブルになることも多いんだクマ。
なぜなら、プロの後見人は「本人の財産を減らさないこと」を一番大切にするからなんだ。
家族が「お父さんのために節税対策をしたい」とか「空き家になった実家を売りたい」と思っても、後見人が首を縦に振ってくれないことがあるんだよ。
本人のためにならないことは、たとえ家族の願いでも通らないのがルールなんだ
例えば、相続税を安くするための「生前贈与」なんかも、基本的にはできなくなってしまうんだよ。
プロからすれば「本人の財産が減る行為」はリスクでしかないからね。
また、後見人への報酬として、月に3万〜5万円程度の費用がずっとかかることもあるんだクマ。
これが一生続くとなると、家族にとっては大きな負担に感じることもあるかもしれないね。
| 項目 | 家族が後見人の場合 | 専門家が後見人の場合 |
|---|---|---|
| 報酬 | 基本的に0円 | 月3万〜5万円程度 |
| 財産管理 | 柔軟だがトラブルのリスクあり | 厳格で融通が利きにくい |
| 信頼性 | 親族間で揉めることがある | 事務手続きは正確だが事務的 |
このように、プロにお願いすると安心な面もあるけれど、家族の思い描く「理想の介護」や「資産運用」が難しくなるケースがあることを覚えておいてね。
怖い「横領」から大切な財産を守る

実はね、後見人になったプロが、預かっていたお金を勝手に自分のために使ってしまう横領事件が後を絶たないんだよ。
「信頼して任せたのに、何千万円も盗まれていた!」なんてニュースを見ると、本当に悲しくなるクマ!
もちろん、ほとんどの弁護士さんや司法書士さんは真面目にお仕事をしているけれど、中には悪い人も混ざっているのが現実なんだ。
これを防ぐためには、家庭裁判所への報告がしっかり行われているかチェックが必要だよ。
でも、家族と後見人の仲が悪いと、後見人が情報を隠してしまって、家族が何をされているか分からなくなることもあるんだよ。
「何もしてくれないのに、毎月高いお金だけ取られている気がする……」
そんな不満が溜まって、家族がバラバラになってしまうこともあるんだクマ。
だからこそ、後見人を選ぶときは、本当に信頼できる人、あるいはコミュニケーションが取れる人を選ぶことが重要なんだ。
- 過去に不祥事を起こしていないか確認する
- 定期的な連絡を共有してくれる人を選ぶ
- 家族の思いを汲み取ってくれる姿勢があるか見る
家族の絆を壊さない「今」の備え

「じゃあ、どうすればいいの?」って思った君、安心してね!
認知症になってから慌てるのではなく、元気なうちに自分で準備できる方法があるんだクマ。
それが、任意後見(にんいこうけん)という制度なんだよ。
これは、自分がまだ元気なうちに「もし僕が認知症になったら、この人に後見人になってほしい!」とあらかじめ決めておく契約なんだ。
これなら、自分の思いを理解してくれる人を指名できるし、方針も伝えておけるよ。
具体的には、公証役場(こうしょうやくば)という場所に行って、公正証書(こうせいしょうしょ)を作っておくのが一番のオススメなんだクマ!
遺言書(Will)と一緒にこの任意後見の契約をしておけば、ダブルで安心だよね。
自分の将来を信頼できる子供や、昔からの知り合いの専門家に託すことができるんだ。
これをやっておけば、裁判所が勝手に知らない人を選ぶのを防ぐことができるんだよ。
- 1元気なうちに信頼できる「後見人の候補」を見つける
- 2公証役場で「任意後見契約」を結ぶ
- 3同時に「遺言書」を作成して財産の行き先を決める
- 4家族全員でその内容を共有しておく
幸せな未来のためのアクション

最後に、みんなに伝えたいことがあるクマ!
認知症の対策は、恥ずかしいことでも、縁起が悪いことでもないんだよ。
それは、家族への最高のプレゼントなんだ。
自分が認知症になった後、残された家族が「お父さんのお金、どうすればいいの?」と困って喧嘩するのを防いでくれるからね。
今すぐできることから始めてみてね。
まずは、お父さんやお母さんと、将来のことについて優しくお話ししてみてはどうかな?
「もしもの時はどうしたい?」と聞くのは勇気がいるけれど、それが家族を守る第一歩になるんだクマ。
菅原由一(Sugawara Yuichi)先生も言っていたけれど、人脈を作っておくことも大切だね。
信頼できる税理士さんや司法書士さんと繋がっておけば、いざという時に力になってくれるよ。
準備さえしておけば、認知症は怖くないクマ!
まなびクマは、頑張る君をいつも応援しているよ。
家族みんながずっと笑顔でいられるように、今日学んだことを一歩ずつ実践してみてね。
分からないことがあったら、いつでも聞きに来てほしいクマ!
