「1億円あれば人生上がり」と考える人は多いですが、現実はそれほど単純ではありません。
実際に1億円以上の資産を手にしたとしても、多くの人が「お金が足りない」という得体の知れない不安に苛まれることになります。
なぜ、大金を持っていても安心できないのでしょうか?
その最大の理由は、資産が右肩下がりに減り続けることへの恐怖です。
30年かけてコツコツ積み上げた資産が、リタイア後に1円ずつ削られていく様子を眺めるのは、精神的に非常に過酷な体験となります。
FPから「90歳で2000万円残るから大丈夫」と言われても、それは机上の空論に過ぎません!
実際に資産が目減りしていく過程では、「もし想定より長生きしたら?」「急な病気になったら?」という不安が常に頭をよぎり、結局はお金を使えない不自由な生活に陥るのです。

次に、未来が見えないことによる不安が挙げられます。
寿命は誰にも分からず、インフレや災害といった予期せぬリスクも存在します。
1億円は決して少ない額ではありませんが、年間500万円使えば20年で底を突く計算になります。
「もし資金が尽きた時に、高齢の自分に働く場所はあるのか?」という問いに答えられない限り、安心は訪れません!
さらに、稼げなくなる自分に対する価値喪失感も無視できません。
特に高年収だった人ほど、社会的な評価や稼ぐ充実感を手放すことに抵抗を感じ、損失を恐れるようになります。
では、この不安を解消するにはどうすれば良いのでしょうか?

解決策の第一は、資産を切り崩さない「キャッシュフロー型」の仕組みを作ることです。
①高配当株投資や②不動産投資を活用し、元本には手を付けず、そこから生まれる「卵(利益)」だけで生活するスタイルを確立してください。
第二に、公的年金に加えて自分年金(終身年金)を積み上げ、長生きリスクを徹底的に排除することです。
第三に、最も重要なのが「稼ぐ力(人的資本)」を捨てないことです。
完全に引退するのではなく、好きな仕事で緩く稼ぎ続けるスキルがあれば、資産の取り崩し額を劇的に抑えられます。
幸せな人生には「金融資本」「人的資本」「社会資本」の3本柱が不可欠です!
お金を貯めることだけに執着せず、これら3つの資本をバランスよく維持・成長させることが、真に自由で不安のない人生を送るための唯一の道なのです。


