FP(ファイナンシャル・プランナー)試験の合格において最大の壁となるのは、膨大かつ紛らわしい「数値」の暗記です。
本講義では、CFP認定者であり1級FP技能士の講師が、試験に出る重要論点を網羅したオリジナルの語呂合わせを50個以上紹介します。
単なる暗記術にとどまらず、制度の背景知識とセットで解説することで、記憶の定着率を劇的に高める内容となっています。
まず、ライフプランニング分野では、貸金業法の総量規制「年収の3分の1(お金の借りすぎはやめなさい)」や、国の教育ローンの限度額「450万円・18年(予備校に行くのは嫌だ)」など、生活に直結する数値を整理します。
健康保険関連では、任意継続被保険者の要件(2ヶ月以上の被保険者期間、20日以内の手続き、最長2年、保険料2倍)を「2(に)に継続」や「20日ネズミがニャーニャーニャー」という語呂で一括管理する手法が非常に有効です。
次に、社会保険の給付についても詳述されています。

傷病手当金の「1年6ヶ月・2/3・連続3日(イチローさんに傷の手当て)」や、出産育児一時金の「50万円(一時しのぎしてよ)」、育児休業給付の「180日まで67%、以降50%(半年経ったら半分負担)」など、複雑な支給条件をリズム良く覚えることができます。
特に介護休業給付の「67%・3回・93日(ささやかな救済)」といった、実務でも混同しやすい日数の把握は得点源に直結します。
タックスプランニング分野では、扶養控除の金額が重要です。
一般の扶養親族(16歳以上・38万円)を「色恋(16)に興味を持ち始めて散髪(38)に行く」、特定扶養親族(19歳以上23歳未満・63万円)を「大学に行くお兄さんはむさ苦しい(63)」、老人扶養親族の同居(58万円)を「嫁姑(58)」、別居(48万円)を「シワ(48)が増えてる」と覚える手法は、計算問題でのミスを確実に防ぎます。
また、青色申告や損益通算、確定申告が必要な所得控除(寄付金・医療費・雑損)についても、明快な語呂で構造化されています。

金融資産運用や不動産、相続分野の重要論点も見逃せません。
債券の利回り計算式「表面利率・売った・買った・期間・買った(表・うっかり・期間・買った:いい加減にして)」や、不動産の容積率における前面道路の法定定数(住居系4/10、その他6/10:すし太郎)は、試験直前の最終確認に最適です。
さらに、相続時の「小規模宅地等の特例」の減額割合と限度面積(貸付事業用200㎡・50%、特定居住用330㎡・80%、特定事業用400㎡・80%:これ貸してやっとくれ今日耳同様)といった最難関論点も、この語呂合わせで完結します。
学習のコツとして、全ての語呂合わせを一度に覚えようとせず、自身の知識の定着度に合わせて必要なものだけをピックアップすることが推奨されます。
暗記に頼りすぎるのではなく、あくまで「思い出すためのトリガー」として活用することで、試験本番でのケアレスミスをゼロに近づけることができるでしょう。


