みんな、お友達にお菓子をあげたのに、お返しがもらえなかったことはあるかな?
簿記の世界では、これを『貸倒れ』って呼ぶんだよ!
お金を貸したり、商品を売ったりした相手が倒産して、代金がもらえなくなることなんだ。
商売をしていれば、どうしても避けられないリスクの一つなんだクマ。
まずは、実際に貸倒れが起きた時の基本的な仕訳を覚えてみてね!
やり方はとってもシンプルだよ。
① 貸方に売掛金などの債権を書いて、資産を減らす。
② 借方に『貸倒損失』という費用を書く。
これで、もらえなくなったお金をあきらめる処理が完了するよ!
でも、本当に倒産してから「損した!」と騒ぐのは、プロの商人としてはちょっと遅いんだ。

そこで登場するのが『貸倒引当金』だクマよ。
これは「来年、これくらいのお金が返ってこないかもしれないな」とあらかじめ予想して、準備しておくための魔法の貯金箱なんだ。
決算のときに、「売掛金の3%くらいは危ないかも」と見積もって、先に費用の仲間に入れておくんだよ。
具体的な手順はこうなるよ!
① 決算のときに、売掛金の残高にパーセント(貸倒実績率)をかけて、準備すべき金額を計算する。
② 前回の残りが貯金箱にあれば、足りない分だけを『貸倒引当金繰入』として費用にする(差額補充法)。
③ もし貯金箱にお金が余りすぎていたら、『貸倒引当金戻入』という収益の科目を使って、貯金箱を適正な重さに調整するんだクマ。
ここでみんなが一番混乱しやすい「当期と前期」の違いについて説明するね!
もし、貸倒れてしまった売掛金が「去年の決算よりも前から持っていたもの」だったら、用意しておいた『貸倒引当金』という貯金箱の中身を使って処理をするんだ。

でも、もし「今年売ったばかりのもの」が貸倒れたら、それは貯金箱の対象外だから、直接『貸倒損失』という科目を使うんだよ。
どうしてこんなに面倒なことをするのかな?
それは、正しい成績表を作るためなんだ!
「発生主義」といって、お金が動いたときではなく、原因が発生したときに記録するのが簿記のルールなんだよ。
将来損をすることがほぼ確実なら、今のうちに準備しておくのが親切だよね。
これを専門用語で「適正な期間損益計算」と「資産の適正な評価」って言うんだクマ!
最初は難しく感じるかもしれないけど、この「準備する」という考え方がわかれば、簿記がもっと楽しくなるはずだよ!
焦らず、一歩ずつ進んでいこうね。
ボクも応援しているクマ!


