GWに京都旅行を計画した。初めての京都、絶対に失敗したくない
だから、YouTubeで徹底的に調べた。「京都 おすすめ」「京都 穴場」「京都 グルメ」「京都 モデルコース」。気づけば再生リストに30本以上の動画が溜まっていた
全部見た。合計10時間以上かけて、全部見た。これで完璧だと思った
現地で起きたこと
京都駅に着いた。さあ、どこに行こう。
……あれ?
30本も動画を見たはずなのに、具体的なお店の名前が出てこない。「あの動画で紹介してた、なんとか通りの、なんとかっていうお店……」。情報が全部ごちゃ混ぜになっている
隣で彼女が呆れた顔をしている。「あんなにYouTube見てたのに、何も覚えてないの?」
返す言葉がなかった
なぜ動画は記憶に残らないのか
帰りの新幹線で考えた。10時間もかけたのに、なぜ何も覚えていなかったのか
答えはシンプルだった。動画を「見ている」だけだったからだ
YouTubeを見ている時、僕らは受動的だ。映像が流れてきて、音声が耳に入って、「へぇ〜」と思う。でも、脳は情報を整理していない。流れてきたものを、流れるままに受け取っているだけ
教育心理学では「受動的学習」と「能動的学習」の記憶定着率の差は数倍とも言われている。テキストを読んで要点を確認する作業は能動的。動画をぼーっと見るのは受動的
次の旅行で試したこと
次の旅行計画では、やり方を変えた。YouTube動画のURLをAI要約ツールに貼って、テキストのノートにする
例えば「京都 穴場カフェ 10選」みたいな15分の動画。これをAI要約に入れると、1分で要点がテキストになる。お店の名前、場所、おすすめメニュー、注意点。全部整理された状態で出てくる
- YouTube動画のURLを貼る(10秒)
- AIが要点をテキストにまとめる(1分)
- マイライブラリに保存する(3秒)
- 旅行中にサッと見返す(いつでも)
5本の動画を要約して、合計30分。前回は10時間かけてゼロだったのに、今回は30分で「自分だけの旅行ガイドブック」が完成した
現地での違い
大阪旅行の朝。ホテルのベッドでスマホを開く。保存した要約ノートをサッと見る。「あ、この通りの3本目の路地を入ったところにある店だ。開店は11時。名物は限定10食の出汁カレーうどん」
11時5分に到着。まだ席が空いている。出汁カレーうどんを注文する。YouTuberが「これだけは絶対食べて」と言っていたやつだ。動画を見た時は「なんとかっていう麺の店」としか覚えてなかった。今は店名もメニュー名もノートに書いてある
午後。道頓堀を歩きながら、次の目的地をノートで確認する。「地元民しか知らない裏なんばの立ち飲み。17時から。最寄りは難波駅の25番出口」。動画3本分の情報が、3秒で出てくる
夜。ホテルに戻って彼女が言った
前と別人。それ、一番嬉しい言葉だった
前回は10時間調べて「なんとか」の連続。今回は30分で全部当たり。やったことは、動画をノートに変えただけだ
その後、変わったこと
旅行だけじゃなかった。このやり方が癖になった
引越しの時。YouTube動画5本を要約して、内見前に全エリアの特徴をノートにした。不動産屋に「このエリアにお詳しいですね」と言われた。詳しくない。ノートを読んだだけだ
家電を買う時。レビュー動画を3本要約して、量販店で店員と対等に話せた。「かなり調べてこられたんですね」と言われた。調べてない。要約を読んだだけだ
友人に大阪旅行の写真を見せたら「え、なんでそんないい店ばっかり知ってるの?」と聞かれた
あなたの「旅行先」を変える方法
もしあなたが旅行前にYouTubeで下調べするタイプなら、一つだけ習慣を変えてみてほしい
動画を見たら、そのURLをAI要約ツールに貼る。それだけで、「なんとなく見た」が「いつでも使えるノート」に変わる
10時間見ても忘れていた情報が、30分で手元に残る。旅行先で迷わない。友人に「なんでそんないい店知ってるの?」と聞かれる。彼女に「前と別人みたい」と言われる
変わるのは、ツールじゃない。あなたの旅行の質そのものだ